坐禅義解説

坐禅義解説


 

坐禅義
正しい坐禅の仕方・作法

参禅
参禅は公案を粘ることではない。ただ坐禅することなのである

よろし
適当である。

坐蓐
今の座布団にあたる。

風烟
烟とは霧や霞などの気象現象のこと。

容身
坐禅の場所を清潔にすること。

金剛
釈迦無尼仏の降魔、成道の時にみられる

諸縁
あらゆる生活上の係わりあい

万事
生活上すべてのこと

善也不思量・悪也不思量
善悪それぞれの思い計らいを超えたところ

心意識
坐禅は精神の働きでするものではない

念想観
思いや観念の働き

作仏を図する
仏になる、悟りを開こうと意図する

坐臥を脱落すべし
坐っているか臥しているか区別がなくなること。生きている全体としての「坐」とする。

飲食を節量すべし
飲食の量は薬を服するがごとくしなさい。むやみに量を増やしたり減らしたりしない。

頭燃
頭についた火を消すように、一刻の猶予も無く

黄梅山の五祖
五祖(第5代)大満弘忍大和尚

蒲団
蒲の穂(パンヤ)をつめた丸い坐禅用クッション

全跏
坐禅の足を組んだ全体

累足
足を重ねたところ

半跏趺坐・桔跏趺坐
坐禅の組み方。坐禅の作法を参照。

参差
高低が不揃いな様子。(こうであってはいけない)

衣衫
衣は袈裟のこと。衫はころものこと。

そばだち
原典は そばたち

耳と肩を対し
横から見た時、耳と肩がまっすぐになるように

鼻と臍と対し
正面から見た時に鼻とへそがまっすぐになるように

不張不微
目を開きすぎても閉じすぎてもいけない

欠気一息
口から大きく息を出すこと。

兀兀と
山のように動かない様子

不思量底如何思量。これ非思量なり
考えることも考えないこともない

坐禅は習禅にあらず
習熟して上手になるための坐禅ではない。

不染汚の修証なり
汚れなき真実を現成すること。


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