第53番 [凶] 火の柴を 焼くが如し【何事も よしや浮世のことわざは 過ぎにし時ぞ 跡形もなき】●此みくじに当たらば子孫眷族を大切にすべし ●願い事 調いて後少しの障りありて又事破れ跡形なくなるべし ●待ち人 来る噂の後遂に来らず ●失せ物 一向に見えず ●病事 いつとも身を慎みている故 隙ともなれけども大方に本復する ●言い分 我が誠も人の偽りに言い掠められ遂に先に従うようになる也 ●縁の道 事急に結びても冷める事早し ●産 安し ▲占の心浮世のままならぬ述懐を述べし也