おみくじの解説
このおみくじは、貞昌院に200年前から伝わる、由緒あるおみくじです。
凶の割合がとても多いのですが、江戸時代当時のまま再現していますのでご容赦ください。 また、原版から読取れない字は・で表示してあります。
横浜の文化財(横浜市教育委員会編)には、おみくじについて次のような解説があります。
1.御籤匣
匣は黒漆塗りの直方体で、正面に金地仕上げのうめばちの紋を描き、上端中央に竹簡の籤がでる穴を持つ。
裏面には朱の「天神山貞昌院 十四世哲航大賢五修彦命代 江戸中橋柾町清水舊長門弟中」の銘がある。
寸法は巾・奥行き12.2cm、高さ31cm。
注)200年前のものと推定される
2.竹簡
竹簡の籤は、平均巾0.8cm。長さ18.9cm。上端部に吉凶と三桁の数字番号、下端部に通し番号。
3.版木
版木は裏表両面に各2枚の版を固定したもので、一面で2種類の御籤札を刷ることができる組み版となっている。
組み合わせは竹簡の番号に準ずる。札一枚の平均的寸法は横15.5cm、縦21cm。組み版木の寸法は46.5cm*24cmである。