永谷天満宮御神体御遷移式

永谷天満宮の御神体


平成9年9月25日、日本三体永谷天満宮の大祭のために御神体が貞昌院から天満宮本殿へ運ばれました。
御神体は常時 貞昌院に安置されており、牛年(12年毎)の大祭の時に天満宮へ戻ります。雅楽が演奏される中、御神体を乗せた御輿がゆっくりと本殿への階段を上っていきます。

貞昌院の前身であった宿坊(下の坊)は、菅原道真公の末子、淳茂(菅秀才)ゆかりの地であり、道真公が左遷された際、淳茂も相模国永谷郷に配流されました。 後に赦免され、京都にて兵部丞大学頭、右中弁を経て式部権大輔に任じられるまで、この地に住んでおりました。 道真公が58才の時に自身の彫像を三体彫刻し、内一体を淳茂に送り、長一寸八分の御尊像が今も御神体として伝わっています。  

なお、日本三体とは、筑紫太宰府安楽寺・河内道明寺・そして当寺(現在は永谷天満宮として分離)のことです。 境内には常に合格祈願の絵馬が数多く掲げられています。

この御神体は永谷天満宮創建当時から平成21年までの期間、貞昌院に安置しており、12年に1度の大祭のときに天満宮へ運ばれておりました。

追記
平成21年8月からは永谷天満宮に常時安置しておりますので、このように御神輿で遷移式を行うことはなくなりました。










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