曹洞宗 貞昌院 Teishoin Temple, Yokohama, Japan
貞昌院の前身であった宿坊(下の坊)は、菅原道真公の末子、淳茂(菅秀才)ゆかりの地であり、道真公が左遷された際、淳茂も相模国永谷郷に配流されました。 後に赦免され、京都にて兵部丞大学頭、右中弁を経て式部権大輔に任じられるまで、この地に住んでおりました。 道真公が58才の時に自身の彫像を三体彫刻し、内一体を淳茂に送り、長一寸八分の御尊像が今も御神体として伝わっています。
なお、日本三体とは、筑紫太宰府安楽寺・河内道明寺・そして当寺(現在は永谷天満宮として分離)のことです。 境内には常に合格祈願の絵馬が数多く掲げられています。
この御神体は永谷天満宮創建当時から平成21年までの期間、貞昌院に安置しており、12年に1度の大祭のときに天満宮へ運ばれておりました。
追記
平成21年8月からは永谷天満宮に常時安置しておりますので、このように御神輿で遷移式を行うことはなくなりました。