曹洞宗 貞昌院 Teishoin Temple, Yokohama, Japan
善意の結晶
無縁墓地
芹香院から南東の方向、約4キロのところ、上永谷の天満宮の近くに、雑木の小山を背にして、新装なったばかりの寺がある。 (神奈川県立芹香院・芹香院史より/文は1985年のもの) |
大銀杏の剪定
銀杏の木の枝が広がりすぎて、台風などの時に度々枝が折れてしまいました。そのため、この冬に枝の剪定を行ないました。 以前のような枝振りがしばらく見られないのは少し残念です。 |
境内の大銀杏
境内の2本の木が横浜市の銘木に指定されています。 左の写真は、10月半ばに撮影したギンナンです。落ち葉のシーズンに入ると、毎日掃いても掃ききれない黄色い落ち葉が境内をうめつくします。 |
日本三体永谷天満宮
貞昌院に隣接する神社です。 当寺の前身であった宿坊(下の坊)は、菅原道真公の末子、淳茂(菅秀才)ゆかりの地であり、道真公が左遷された際、淳茂も相模国永谷郷に配流されました。 後に赦免され、京都にて兵部丞大学頭、右中弁を経て式部権大輔に任じられるまで、この地に住んでおりました。 道真公が58才の時に自身の彫像を三体彫刻し、内一体を淳茂に送り、長一寸八分の御尊像が今も御神体として安置されています。 この御神体は常時は貞昌院に安置しており、12年に1度の大祭のときに天満宮へ運ばれます。 日本三体とは、筑紫太宰府安楽寺・河内道明寺・そして当寺(現在は永谷天満宮として分離)のことです。 境内には常に合格祈願の絵馬が数多く掲げられています。 |
貞昌院の湧き水
貞昌院の裏山は、かつて日限山まで続いていました。けれども地下鉄の延長によってその大部分を削られてしまいました。(航空写真参照)
しかし幸いなことに、湧き水は枯れることはありませんでした。
この水は動力を用いずに、つくばいへと自然のまま流しており、さらに池へと導いています。
山の保水能力には驚かされます。
飲用の井戸水は、掘り井戸からのものですが、水質検査の結果は次の通りでした。 檀家さんに限らず、お立ち寄りくださればこの水で入れたお茶をごちそういたします。
飲料水検査結果書
横浜市衛生研究所(衛研平7第8344号)
平成6年12月19日、当所に依頼された飲料の検査結果は次の通りです。
試料:井戸水
採取年月日:平成6年12月19日
採取場所:横浜市港南区上永谷5ー1ー3
判定:検査結果は水道法第4条第2項の規定による水質基準に適合です。
検査項目 | 検査結果 | 水質基準 |
硝酸,亜硝酸性窒素(mg/l) | 1.9 | 10以下 |
塩素イオン(mg/l) | 10.2 | 200以下 |
過マンガン酸カリ消費量(mg/l) | 1.2 | 10以下 |
一般細菌数(個/ml) | 0 | 100以下 |
大腸菌群 | 不検出 | 検出しないこと |
PH | 6.5 | 5.8-8.6 |
臭い | 異常なし | 異常ないこと |
味 | 異常なし | 異常ないこと |
色度(度) | 1未満 | 5以下 |
濁度(度) | 0.1未満 | 2以下 |