第1章 混沌の国インドへ

第1章
混沌の国インドへ


普通、インドへ行く時にはデリーから入りなさいとよく言われます。けれどもインドらしさを求めて、あえてカルカッタから入国しました。AI309便は、予定よりもだいぶ遅れて8:00pmカルカッタ国際空港到着。ムッとする雰囲気が身体中を包みこみます。バスはすでになく、オートリクシャをつかまえ(というより向こうからいくらでもやってくる)値段交渉の上150Rs(すこし高いが)でBBG.BAGまでいってもらいました。途中ガス欠があったりしてようやく市内到着(既に11:00)。そこで撮った写真です。AstoriaHotel泊304Rs。 (Calcutta 10/26,1991 11:00pm)
カルカッタ第1日め、市内の位置関係を把握するため、いろいろと歩き回りました。朝からとても蒸し暑いので、半袖半ズボンで十分。7:00am市内中心部なのに歩道上でヤギを追う姿がみられます。 (Calcutta 10/27 7:00am)
カルカッタは、HooghlyRiverで二分されています。そこにかかるハウラー橋です。丁度通勤時間でした。路面電車もこの上をとおります。橋のたもとでは沐浴をする人々で賑わっていました。 (Calcutta 10/27 8:30am)
市内南部にあるBotanical Garden。世界最大のバンヤン樹です。ここは少し遠いのでオートリクシャで、(50Rs+40Rs)行きました。オートリクシャに何度となく乗っていると、大体相場が掴めてきます。 (Calcutta 10/27 11:00am)
中心駅であるハウラー駅へいき、もし切符がとれたら列車へ乗ろうと思いましたが、窓口に並ぶ行列・・・・。何度か並んで、ようやく2等の切符を手にいれました。現地で購入した時刻表はとても役立ちました。駅のアナウンスがないので、とても不安で、駅にとまるごとにどこなのか確認していました。1:20amGAYA着。真夜中に撮ったGAYA駅です。意外に人通りが多く、驚きました。Pankaj TEKARI road GAYA泊100Rs。 (Gaya 10/28 1:30am)
GayaからBoodhagayaまでバス3Rs+オートリクシャ相乗り(10人は乗っていた!)5Rs。ここは、釈尊覚醒の聖地であり、巨大なストウーパと、木の下で悟りを開いたとされる菩提樹があります。今から2500年前、人生の苦悩を痛感し、修行のたびに出るが答えは得られず、この地に至って菩提樹(写真の仏塔の下)の下で深い禅定に入り、夜明けとともに悟ったといわれます。一度は訪れたい場所でした。 (Boodhagaya 10/28 11:00am)
仏足跡です。 (Boodhagaya 10/28 12:00)
すぐそばにネーランジャラーカ川が流れ、遥か彼方に前正覚山がみえます。苦しい苦行に衰弱したブッダは、対岸の村の娘スジャータの差し出す乳粥を食べ、この川で身を清めてからブッダガヤに渡ったといわれます。 (Boodhagaya 10/28 12:30pm)
川は乾季のため、ひざくらいの深さしかないので、対岸のスジャータ村へ渡ってみました。案内してくれた子供たちです。河原にて。 (Boodhagaya 10/28 1:00pm)
村にラマ教の寺院があり、少年の友達の修行僧が案内してくれました。ブッダガヤの喧騒とくらべて、この村は実にのんびりとしています。
再び対岸にわたり、BoodhaGayaバススタンドにて。バスは込むので、屋根の上にも乗せてもらいました。屋根の上は、眺めがよく、風もあたるので、実に気持ちが良い。 (Boodhagaya 10/28 3:00pm)
インドではいたるところ牛牛牛...Gayaにて。 (Gaya 10/28 4:00pm)
バススタンドへいけば、大抵の街へ行く事が出来ます。車掌が行き先を叫んでいるので、乗り込むだけです。Rajigirまで11Rs。インドのバスは、砂利道でもかまわず、無茶なくらい飛ばします。途中で1度パンクしました。食事の時間には、村のバザールに止ってくれるし、停車場毎に売り子の少年がやってくるので不自由しませんでした。夕方にRajgir到着。ShiddharthHotel泊。50Rs。蚊が多くて、たまらず蚊帳を借りました。 (Gaya 10/28 4:30pm)
ラージギールは出家した仏陀が修行にはいった地であり、晩年に説法を行なった地です。有数の温泉地で、これはHotSpringKundです。 (Rajgir 10/29 8:00am)
仏陀が説法をした聖地霊鷲山山頂です。案内してくれたリクシャの運転手。ここには僧侶も多く訪れていました。 (Rajgir 10/29 10:00am)
山の中腹には鷲の形をした岩が。 (Rajgir 10/29 10:30am)
バザールの売店の3人。お昼をごちそうになりました。 (Rajgil 10/29 12:00)
紅を道端で売る光景も多く見られます。 (Rajgil 10/29 12:15)
再びバスに乗り、Nalandaへ。40分ほどのリクシャの旅です。ここでも、小さなオートリクシャに10人近くが乗り込み、確実に定員オーバーです。途中で馬車に乗り次ぎ、これはその途中の仏教大学跡への道です。 (Nalanda 10/29 14:00)
12世紀イスラム教徒の侵入まで、仏教の学問の中心地でした。1万人もの修行僧がいたといわれます。今は、緑の芝生の上にレンガの壁の一部、寺院跡が残るのみです。 (Nalanda 10/29 14:30)
石の彫刻が草むらの上のあちこちに落ちていました。 (Nalanda 10/29 14:45)
馬車の馬はみんな奇麗に飾り付けをしています。夕方、バスに乗りPatnaへ。約4時間32Rs。
11.30 (Nalanda 10/29 17:00)
ここで泊ったRajasthanHotel のカレーはおいしくて今でも忘れられません。とても奇麗なレストランでした。写真はPatnaの朝です。どの街にも言えますが、粉塵がものすごいです。前日の教訓から蚊取り線香(日本のものと全く同じ形でした)を買いました。近くの旅行社で、Kathmanduまでのバスの券を買い(260Rs)、夕方にバスへ。途中日没をむかえ、草原の中に沈む夕日の大きさに感動し、家々に蝋燭のともる幻想的な村をとおり、Raxaulへ。ここから歩いて国境をわたり(閉鎖時間ぎりぎり)通貨交換をして、ネパールへ入国。橋を渡るといきなり戦車がずらりと並んでいたりして、街の雰囲気ががらりと変わります。屋根が平らなコンクリート造りの家が特徴のようです。 (Patna 10/30 7:00am)


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