曹洞宗 貞昌院 Teishoin Temple, Yokohama, Japan
平成12年の情報です | 2000/10/9 |
おめでとう駒澤大学!!2000年の箱根駅伝を
初の総合優勝! しかも往・復・総合完全優勝も!
2000年の幕開けを飾る、第76回箱根駅伝がスタートしました。往路は、駒澤が最終5区で、先行する順大などを大逆転し往路優勝。復路も順調に襷をつなぎ、9区、10区での区間新もあり、藤色の襷が初めてゴールのテープを切りました!!
[往路]
1区・2区では、法政が区間賞を取って独走。しかし、4区で順大、帝京、駒澤が浮上し、終盤にはもつれ合う展開となりました。箱根登り5区半ばで駒澤の松下が帝京をかわして2位に上がり、さらに順天、東海を抜いて、ついに首位に立ち、そのまま往路優勝を果たしました。
2位には2区で11位まで落ちたものの、5区で4人抜きした東海が入りました。前回総合優勝の順天は4区でトップに立ちながらも、5区で失速して5位。優勝候補の一角の山梨学院大は1区で14位と出遅れ、12位でした。
[復路]
山下りでは、トップの駒大・大西を4・5番目スタートの中大、順大が1時間を切る激走で追い、駒大との差を55秒差に縮めました。7区では、駒大・揖斐が区間賞でトップを独走。ここで中央を振り切りました。
8区では、3位の順大が快調に飛ばして、中大と並び同タイムで2位。駒大・平川はやや差をつめられたものの、9区は駒大のエース西田が快調にピッチを上げ、1時間9分0秒の区間新記録で再び差を広げ、最終の10区駒大・高橋は、終始安定した走りで、ゴールのテープを切りました。なんと、高橋も区間新記録。優勝タイムは11時間3分17秒。順大は、懸命に駒大を追ったが、力及ばず2位。3位中大、4位は帝京。5位の日大と6位の早大は、再び来年のシード権を得ました。
優勝候補の、神大、山梨は8位、9位になり、シード権内に滑り込み、逆に法政は10位でシード権を失いました。
7位東海、11位日体、12位大東、13位関学、14位拓大、15位東洋の順です。
おめでとう!駒澤大学!!
今年も2区・戸塚区平戸へ応援に行ってきました。
各選手の力走です。クリックすると拡大します(平戸通過順)
All photos by Tetsuya Kameno, copyright(c)Teishoin temple
駒澤大学、今年のみどころ (直前情報)
1区:島村清孝(1年) 駒大秘密兵器:全日本5区1位
島村は1万の日本体育大学記録会には、足の不安(府中ハーフで良い記録を出した後遺症)で欠場。1万の記録なしでの箱根出場1区は順位よりタイム差です。今回は・前半勝負の大学が多く、特に1区は激戦が予想されます。
2区:神屋伸行(2年):全目本8区1位:駒大エース
日体大記録会では・自己新記録を出すも、自分より上位に国士舘の小川・東海の柴田がいたことで悔しがっていた。自己意識が大変高いので、強くなる一方。花の2区は今年も実力ある選手が出場します。
3区:布施知進(1年):全目本1区9位:1年生で1番手
全日本の時は駒大の1区という貢圧に負けたものの、あの粘りは驚異的なものだった。日体大記録会でも粘って自己記録を更新し・箱根の切符を確実にした。往路の中でつなぎの区間で、西田、揖斐両達手の走った区間です
4区:前田康弘(4年):全日本4区3位:1番堅実な選手。絶好調
今、駒大で一番調子のいい選手。各大学が準二一スを投入してくる区間で、果たしてどの位がんぱれるか。昨年藤田敦史が驚異的な区間新記録を樹立し、ここで駒大が先頭に踊り出た区間でした。ここも各大学のエース格の選手が出てきます。
5区:松下龍治(1年):全目本7区1位:登りのスペシャリストに
松下は箱根登りの試走で、1時間14分台で登り、駒大試走新記録を出しております。試走の記録より本番では約1分位は速くなります。昨年の神屋より30秒以上長い記録で登ることは確実だと思います。山登りが、記録的に一番差の付く区間です。安定した走りと力強い走り、精神力が求められます。昨年は、東海大学の柴田選手が区間新でした。今年は登りのスペシャリストは誰になるでしょう。
6区:大西雄三(4年):全日本6区3位:昨年の分までがんぱる
箱根下り試走で、59分台で下るも、余裕が十分あったとの事。昨年の河合の記録が60分台だった事を考えると数段上の感がある。おそらくは昨年の6区新記録の神大・中沢の記録にせまるものと思われる。山登りに次いで記録に差の出る区間。そして最も足に負担のくる区間です。昨年の故障欠場の鬱憤を一気に晴らすか。
7区:揖斐祐二(2年):全日本3区1位:揖斐の出来が優勝の鍵
他校はまさか揖斐が復路に回るとは考えてもいないと思われる。平坦な7区はもっとも揖斐向きのコース。計算できる選手がこの区間を走ることで、優勝が見えてくると思う。過去に大場選手がこの区間最高記録を記録し、駒大史上初めて区間記録をプログラムに載せた区間です。
8区:平川良樹(2年):全日本補欠:大学入学時は神屋より上
やっと大器が力を出してきた。日本体育大学記録会では、自分のぺ一スを守りきって、自己記録を1分30秒近く更新し、29分02秒で箱根の切符を勝ち取った。昨年はこの区間で迫い込まれ、苦戦の発端になった。平川のがんぱりに期待。
9区西田隆維(4年):全日本2区4位:復路のエース
府中ハーフでは、自己新記録を出しながら神屋に1秒遅れる。しかし西田の強さは各大学で知れ渡っている。他のチームが1番警戒する選手。世界ユニバーシアードハーフマラソン、銀メダルの選手がこの区間を任されます。区間賞はもちろん、区間新記録も期待。
1O区:高橋正仁(2年)
夏合宿頃から上昇の気配があった。秋田工業高校から入学当時は、14分59秒の記録で目立たない存在の選手であった。しかし・駒大の猛練習にも音を上げず、東北人独特の粘りで実力を付けてきました。最後の日体大記録会では、松下選手と同じ組で走り、途中転倒するも自己記録を大幅に更新し29分23秒の好記録を叩き出しました。転倒がなければ29分の前半の記録は間遠いなかったと思います。
関根正道(3年):
日体大記録会で、未完の大器が開花。関根は昨年のエース藤田敦史の高校の同級生。高校時代は関根の方が上だったが、実業団(愛三工業)では開花せず、大八木コーチをたよって駒大に入学、しかし練習が結果になかなか結びつかず、やっと青東駅伝で3位に入りきっかけを掴む。日体大記録会では、神奈川大学の箱根出場達手6人をまとめて負かし、タイムも自己新記録29分09秒1。
河野仁志(3牢):堅実なレースをする。
武井拓麻(3年):上り調子だが駒大では一歩足りないか・・
上原浩二(4年):昨年の8区の選手。今年も調子は良いが・・
公式記録はこちらを御覧下さい。
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