香積台

香積台
Koshakudai


香積とは、香気が充満している世界のことです。またはそこに住む如来の名称ともされています
転じて、禅門では食事を調理するところ、庫院(くいん)を意味します。


総桧、切妻様式の屋根で、二階は百五十畳敷の大広間があります。
玄関にはすりこ木としゃもじが掲げられ、正面には日本一の大きさを誇る大黒尊天が祀られています。
大黒尊天は財福神として崇敬され、インド・中国では古くから寺院の守護・豊饒をつかさどりました。頭に不老帽、右手に打出の小槌をもち、大きな袋を肩に担いでいます。
この姿は、経典に記載のある神様ではなく、江戸期以降にわが国で広く拝まれるようになった、独特の神仏融合の流布像と言えます。

修行のために上山した僧は、三松関で一夜をすごした翌日、香積台で上山の許しを乞うために、木版を叩きひたすら立ち続けるのです。

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